プロスペクト理論で株の向き不向きが一発でわかる心理テスト

株の向き不向きが
一発でわかる心理テストを
ご紹介していきます。
経済経済学のプロスペクト理論を用いた
心理学の応用となります。
株を買っては損ばかり失敗続きの方
株を始めたいけど自分に向いてるのか気になる方
これからご紹介する
心理テストをお試しください。
診断前の注意点
もし、向いていないと診断が出ても
やっぱり自分には無理なんだ…と
諦めることはありません。
自分を知ることで
負け組投資家から勝ち組投資家へと
変わる第一歩目を踏み出したところです。
知識と経験を積むことで
心理は変えることが出来ます。
決して悲観しなくて大丈夫です。
それでは
心理テストを受ける前の注意点です。
これから
2択クイズに答えていただきますが
心理テストですので
先に答えを見てしまっては意味がありません。
紙に書き込むでも
パソコンのメモ帳に打ち込むでも
なんでもいいので答えを先にメモしてください。
そして
その後に解説へと
進むようにお願いいたします。
株の向き不向きがわかる心理テスト
それでは心理テストの問題です。
10秒ほどで直感でお答えいただき
何かしらにメモしておいてください。
問①
あるくじに当選したあなたには
特別ボーナスチャレンジ権があります。
どちらを選択しますか?
A:必ず80万円をもらえる
B:100万円もらえるが、15%の確率で1円ももらえない
問②
あるくじに落選したあなたには
特別ペナルティチャレンジ権があります。
どちらを選択しますか?
A:必ず80万円を支払う
B:100万円支払うが、15%の確率で1円も払わない
以上2問の答えを
メモしておいてください。
プロステクト理論でわかること
心理テストにお答えいただいた方
お疲れ様でした。
株の向き不向きを判定する前に
向き不向きを見極めるための
元となるプロステクト理論について
先にご紹介させていただきます。
また2択クイズを2問出させていただきます。
少々お付き合い願います。
問③
くじで100万円当たりました。
ボーナスチャレンジとして
コインゲームを受けることもできます。
どちらを選びますか?
C:100万円を確実にもらう
D:コインを投げて表なら200万円、裏なら0円
問④
あなたは200万円の借金があります。
くじで100万円当たりました。
ボーナスチャレンジとして
コインゲームを受けることもできます。
どちらを選びますか?
C:100万円をもらって借金を100万に減らす
D:コインを投げて表なら借金200万円がチャラ、裏なら200万円そのまま
こちらは
プロステクト理論の元となった実験で
③、④の問ではC、Dどちらを選んだとしても
期待値は一緒です。
しかし
③と④では選択肢の選択率に
大きな差が出ることが証明されています。
あなたは③C、④Dと選んでいませんか?
大多数の人がこの組み合わせを選択します。
実は人間の心理的にこの組み合わせを
選びやすくなっているんだそうです。
具体的に見てみましょう。
問③では
どちらの選択肢をしても
期待値は100万円で一緒ですが
堅実なCを選択する人が圧倒的に多くなります。
一方問④では
どちらの選択肢を選んでも
期待値は―100万円で一緒ですが
問③でCを選択した堅実的な人であっても
ギャンブル性の高いDを選択する人が圧倒的に多くなります。
このことから
人間の心理的に
利益が目の前にあったら
リスクを冒して利益を増やすより
リスクを回避して利益を取ることを優先し
損失を目の前にすると
リスクを回避して損失を減らすより
リスクを残してでも損失を無くすことを優先する
ということが言えるんですね。
これを株の取引に当てはめると
100万円の利益が出ているのなら
200万円を目指すより、0円にならないうちに
100万円を確実に利益確定をしておこう。
200万円の含み損が出てたとして
100万円分戻してきたのなら
200万円まで損失が戻るかもしれないけど
損失が0円になるまで待つことにしよう。
“損大利小”の考え方の元となっているのが
こちらのプロステクト理論ということです。
これを踏まえて
株の向き不向きを判断するために
先ほどの問①、②のテスト結果を見てみましょう。
株に向いている人と向いていない人
それでは最初の問①、問②に戻りまして
株の向き不向きの判定をしていきます。
最も株に向いている人は
問①B、問②Aと選んだ人です。
こちらの組み合わせの方は
“損小利大”の考え方が出来ていて
損切りの決断が早く
利益はじっくり伸ばして待つ
非常に株向きな性格をしています。
一方
現状、株に向いていないのは
問①A、問②Bと選んだ人です。
こちらの組み合わせの方は
“損大利小”の考え方になっていて
利益はすぐにビビッて取ってしまい
損失は拡大しても持ちづつけてしまう
負ける投資家の性格をしています。
ただし、こちらを選んだ方も
現状は株に不向きかもしれませんが
最初に述べましたように悲観して諦めるのは
まだ全くもって早すぎます!!
ちなみに
私は不向きタイプ
問①A、問②Bを選んだ人間です。
ですが
負け組投資家になるつもりは
毛頭ございません。
“どうしても利益が伸びるのを待てない”
この気持ちはすごくよく分かります。
含み益が含み損に変わった瞬間
この絶望と言ったらないですよね…
この心理は
勝つ経験を積み重ねないと
なかなか払拭出来るものではないでしょう。
そこで
私はどうしたかというと
利益を大に出来ないのであれば
損を小にするしかないと思ったんですね。
要するには
損失より利益が多ければいいんですよ。
損小利小でも
損<利となればOKです。
利益が取るトレードが出来てくれば
段々と余裕も出てきてもう少し待って
利益伸ばしてみようかなと思えるようになるはずです。
私もまだまだ成長途中でして
利益をいかに無駄にしないかを模索中です。
さいごに
実はもうひとつこの心理テストには
秘密があったのですがお気づきでしょうか?
問①、問②ではプロステクト理論に
少し応用を効かせてあって
AとBでは期待値が異なります。
どちらを選択しても一緒だった
問③、問④とは状況が異なるんです。
分かりやすいように
100回やって比べてみましょう。
問①では
Aは80万円が100回で8,000万円獲得
Bは100万円が85回で8,500万円獲得
Bを選択していた方が
500万円多くもらえるのでお得なんです。
心理云々を抜きにしても
期待値で考えて明らかにBを選ぶべきなんですね。
問②では
Aは80万円が100回で8,000万円支払
Bは100万円が85回で8,500万円支払
Aを選択していた方が
500万円支払いが少ないのでお得です。
期待値で考えて明らかにAを選ぶべきなんです。
期待値を考えるということが
実は投資において非常に重要で
この計算が出来てくると
利益をすぐに確定したい病も
損切りが全然確定できない病も
解決の糸口が見えてくると思います。
株には不向きの判定だった方
私も一緒です。
ともに成長していけたら嬉しく思います。