【GU・GD】株式投資用語の基礎知識⑥【本に書いてない略語編】

始める前に知っておきたい
株式投資用語の基礎知識シリーズ
第6弾は
“GU”、“GD”など
本に書いてない略語編をお届けします。
GUやGDなどの略語
会話などで耳にしたことがなくとも
目にしたことがあるかと思います。
某掲示板などでけっこう使われますが
株式投資の本などには書いておらず
初めて見ると
“なんだこの用語?”と
思ったことはないでしょうか?
この5つの略語についてご紹介いたします。
- GU
- GD
- GC
- DC
- VC
本には書いてない株式投資用語の略語
今回ご紹介する株式投資用語の略語は
主にネット上で使われているもので
ニュースやセミナーなどで
著名な先生が使うことはないでしょう。
基本的には覚える必要はありませんが
一度確認しておけば“ああ、これね”と
覚えられるものばかりですので
軽く流し読みだけでもOKです。
さきほどの5つの略語の中で
知らないものがありましたら
サラッと確認してみてください。
GUとは
“GU”というのは
“Gap Up(ギャップアップ)”の略語で
窓開けしての上昇を意味しています。
ギャップアップ自体は
株式投資用語としても普通に使われており
前日終値よりも翌日寄り付きが高く始まり
ローソク足が離れたときのことですね。
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
こちらのチャートは
今週の日経平均株価ですが
2日連続GUと強い上昇を見せました。
大引け後に好決算発表などがあり
翌日の寄り付きが高値で始まることが
予想されるときなど
“明日はGUして始まるな、買いだ買い!!”
という風に使われることがあります。
GDとは
“GD”というのは
“Gap Down(ギャップダウン)”の略語で
窓開けしての下落を意味しています。
ギャップダウンも
株式投資用語として普通に使われており
前日終値よりも翌日寄り付きが低く始まり
ローソク足が離れたときのことです。
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
こちらのチャートは
昨年8月の日経平均株価ですが
連続で300円近いGDと暴落を見せました。
大引け後に重大な事故などがあり
翌日の寄り付きが安値で始まることが
予想されるときなど
“明日はGDするぞ、今のうちに売っとけ!!”
という風に使われることがあります。
GUとGDは対の関係ですね。
GCとは
“GC”というのは
“Golden Cross(ゴールデンクロス)”の略語で
指標の上抜けを表現する際に用います。
最も代表的なのは
移動平均線のゴールデンクロスで
どの投資の本を読んでも書いてあるほど
テクニカル分析の基礎中の基礎とされています。
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
このように
移動平均線のゴールデンクロスは
上昇トレンド入りを示唆する
テクニカルサインですが
短期トレードにおいては
ゴールデンクロスを過信するのは
あまりおすすめ出来ません。
短期投資でゴールデンクロスを買いシグナルにすると失敗する理由
DCとは
“DC”というのは
“Dead Cross(デッドクロス)”の略語で
指標の下抜けを表現する際に用います。
先ほど
ご紹介した移動平均線以外にも
MACDなどの指標でも使います。
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
基本的には
デッドクロスで下落トレンド
ゴールデンクロスで上昇トレンド
と指標はトレンドを把握出来ますが
現在の日経平均相場のように
もみ合いが続いてるときには
頻繁にサインが出ますので
上手く機能しません。
こちらもGCとDCは対の関係にあります。
VCとは
“VC”というのは
“Venture Capital(ベンチャーキャピタル)”の略語で
新興企業に対して投資を行う投資ファンドです。
未上場ときから企業に投資をして
上場後に数倍のリターンを獲得するなど
ハイリスク・ハイリターンな投資スタイルが
特徴とも言えますね。
直接株式投資とは関係のない場面で
使われていることもある用語です。
以上
始める前に知っておきたい
株式投資用語の基礎知識シリーズ
第6弾の本には書いてない略語編をお届けしました。
第1弾の時間編はこちらから
【寄り付き・大引け・ザラ場】株式投資用語の基礎知識【時間編】
第2弾のポジション編はこちらから
【ロング・ショート】株式投資用語の基礎知識②【ポジション編】
第3弾の相場編はこちらから
【踏み上げ・しこり・リバ】株式投資用語の基礎知識③【相場編】
第4弾の板情報編はこちらから
第5弾の値動き編はこちらから
掲示板などでは
略語がけっこう使われてますが
そんなに特別なことは言ってません。
また
買い煽り、売り煽りの文句と
一緒に使われることが多いですが
慌てずに“これのことね”と
落ち着いて判断していきましょう。