2016年8月の日経平均株価の相場振り返りと今後の予想

本日は2016年8月5日金曜日
8月1週目の日経平均株価の相場振り返りと
今後の予想をしていきます。
イギリスのEU離脱問題という
世界的にも大きな話題から
その影響が心配された7月でしたが
あの混乱は
もはや忘れ去られたかのように
V字回復の反発となりました。
日経平均株価の底値は
15,000円が分厚い壁と再確認
より一層強く意識されるようになりました。
一方で
上値の17,000円前後の価格帯も
非常に抵抗線として強く機能し
上値も重たい状況です。
15,000円の底値と17,000円の上値
この価格帯を抜けてくるのか
はたまた揉み合いのままか
8月の日経平均株価の相場は
そこに注目していきます。
8月1週目の日経平均株価の相場振り返り
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
7月末に17,000円に近づいた
日経平均株価ですが
そこで勢いは潰えて
上値の重さを感じますね。
しかし
16,000円の節目の株価で
下げ止まりを見せたことから
完全に弱ったわけでもないです。
揉み合いの状況からの脱却は
いまだ見えてきませんね。
8月2週目の日経平均株価の相場予想
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
先週末5日に発表となった
アメリカの雇用統計は
予想を上回る結果となり
週の前半をその影響で
高く始まる可能性が高そうです。
非常に重い17,000円の価格帯で
押し戻されてしまうのかどうか
日経平均株価の動きには
注目していきましょう。
4月につけた直近の高値
17,500円付近を超えてくると
一旦は上昇を目指す可能性も
十分に出てきます。
ただし
今週一気に抜けてくることは
少し考えにくいかなという状況。
17,000円に近付いたら押され
16,500円を軸に収まる動きと
なるのではないかと思います。
下方向に動くとすると
16,000円を割り込んできたら
弱めの目線で見る必要があります。
とは言え
15,000円を一気に割り込むほど
強い下げはそうはないでしょう。
よっぽど
なにか大きな問題がない限りは
下値目処は15,000円です。
今週の日経平均株価の注目点は
下値16,000円と上値17,000円を
超えてくるのか、間に収まるのか
そこを見ておきましょう。
16,000~16,800円のレンジ幅で
揉み合いは継続すると見ています。
トレードをしていくのなら
16,000円に近づいたら買い
16,800円に近づいたら売り
ともに
16,000円を割り込んだら損切り
17,000円を超えていったら損切り
という意識は必要でしょう。
8月2週目の日経平均株価の相場振り返り
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
先週の日経平均株価は
16,000円まで下げてからの反発。
8月11日は祝日でしたので
4営業日だけだったわけですが
4日連続陽線と上昇しました。
レンジの上限16,800円近辺で
下げてくるかなと思いましたが
キープしてる状態です。
8月3週目の日経平均株価の相場予想
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
来週の日経平均株価は
17,000円を前に下げて
レンジが継続するのか
はたまた超えてきて
上昇トレンド入りするのか
17,000円が大事なポイントになるでしょう。
過去3月、4月、5月と再三
壁を作ってきたラインになります。
易々と超えていくのは
なかなか考えづらく
下げてくるかなという予想です。
17,000円に差し掛かって
陰線で戻されたとしたら
下げの兆候でしょうか。
上限に当たり下げてくると見て
16,300~17,000円の値幅での
レンジ継続と予想しています。
陰線が出たら短期的に売りで
勝負してみるのもありかなと
そんな場面と捉えています。
日経平均株価:週足チャート
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
気持ち大きめに取りますが
週足チャートで見ると
14,800~17,200円幅が
レンジの値幅です。
17,000円を超えてきたら
上昇への警戒心を強め
損切りに動くべきでしょうが
上値の重い感じは拭いきれませんし
17,200~17,500円までは
レンジ上限と見ることもできます。
いずれにしろ
トレードをするなら短期目線
これは持ち続けるべき視点でしょう。
8月3週目の日経平均株価の相場振り返り
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
8月3週目の日経平均株価は
17,000円には届かずに
陰線が出て戻される形で
下げてきました。
上昇トレンド入りはならず
レンジ継続ですね。
8月4週目の日経平均株価の相場予想
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
17,000円を超えることなく
下げる形でレンジを継続。
日経平均株価は
来週も下げやすいと見ています。
ただ
16,500円のところで
どうしようか悩んでるようにも
見える状況ですね。
順当にレンジ相場となれば
週後半にかけて
16,000円を目指すように
下げてくると見ていいでしょう。
16,000円まで下げてきたならば
そこで下げ止まれるのかどうかで
今度は下落トレンド入りを
見極める必要が出てきます。
もしくは
上昇すると考えるならば
16,500円を割り込まずに
再度17,000円を陽線で
超えてくる動きが必要でしょう。
来週1週間は目先下です。
レンジ予測と考えて
17,000円付近で
売りエントリーしていた人は
利確に動いてもいいのではないでしょうか。
反対に買いで待つ人は
16,000円を目処に狙ってみるのも
レンジと考えるのであればありでしょう。
ただし
16,000円を割り込んだら
一気に値崩れする恐れも
かなり高まっています。
為替も円高に振れており
100円を下回ってくると
やはり弱気に見るべきですね。
8月4週目の日経平均株価の相場振り返り
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
8月4週目の日経平均株価は
16,500円を支えとしながら下げ渋り
値動きがほとんどありませんでしたが
金曜日にようやく下げの動きが出ました。
依然、方向感ははっきりとは出ず
レンジ相場はなかなか抜け出ません。
エントリー判断をするには
難しい状況が続いています。
8月5週目の日経平均株価の相場予想
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
継続して下げ目線で考えていますが
週末にアメリカの雇用統計を控え
それまで今週もあまり大きな値動きは
起こらないのではないかと見ています。
レンジ相場では移動平均線は
あまり役に立ちにくい場面ですが
このまま下げていくことがあると
5日、25日、75日移動平均線
全部が下を向いてきて
デッドクロスしてきますので
トレンドが出てくる可能性があります。
16,000円を割り込むかどうか
下落トレンド入りの目安として
注目しておく必要がありますね。
一方で
16,500円を軸として
下げ渋る場面が続いており
反転して上昇も考えられます。
上昇の場合は
相当に重くなっている
17,000円付近のレンジ上値を
抜けてこれるかが注目ポイントです。
そこを上抜いてくるようだと
全ての移動平均線が上を向き
上昇トレンド入りも考えられます。
今週すぐに動きが出ることは
ないとは思っていますが
引き続き16,000~17,000円のレンジを
どう抜けてくるか観察していきましょう。
8月5週目の日経平均株価の相場振り返り
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
8月5週目の日経平均株価は
17,000円を目前に足踏み中ですが
5日連続の陽線と強めな印象です。
17,000円の壁は強く意識されていて
易々とは抜けていけないでしょうが
前回の16,000円までの下げよりも浅く
下値を切り上げての反発です。
今度こその期待は高まります。
9月1週目の日経平均株価の相場予想
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
8月中はずっと下げ目線
いつ下落が始まるかなと
注意して見ていましたが
どうも上に抜ける可能性が
出てきたような感じがします。
17,500円付近までは
レンジ上限とも見れますので
まだまだレンジの範囲内と言えば
そうなってしまうのですが
下値は切りあげる形
上値は17,000円で抑えられ
三角持合いになってきています。
来週、9月1週目の下げが更に浅く
16,600円付近で止まって反発すると
いよいよ抜け出るのではないでしょうか。
ただし
本日9月2日の夜には
アメリカの重要経済指標
雇用統計の発表があります。
その結果によっては
一気にどちらかに振れることも
十分に考慮しておかなければなりません。
上昇ムードが高まってきたチャートですが
上げては大暴落を繰り返すというのが
今年のパターンでもあります。
16,000円を割り込むような
大きな下げを伴うようであれば
反転、下げ目線を持ちましょう。
日経平均株価:月足チャート
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
月終わりなので
日経平均株価の月足チャートも
見ていきますが
やはりまだ
下限15,000円、上限17,500円の
ボックス圏の範囲内と言えます。
9月は上に行ったとしても
17,500円に当たったら下げて
また下に向かうのではないかと
中期的にはそのように考えています。
9月は配当の出る銘柄も多く
買いが先行する可能性はありますが
月末にドカンと下げられる危険性も
頭に入れて戦略を練りましょう。