2017年1月の日経平均株価の相場振り返りと今後の予想

明けましておめでとうございます。
2017年の第1週目が終了しました。
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
今週は営業日3日間だけでしたが
日経平均株価は
年末の500円近い下げを戻す形で反発。
19,500円で揉み合っています。
昨年2016年は年始早々の大暴落に始まり
イギリスのEU離脱問題やアメリカ大統領選など
世界的規模で振り回されることが多く
大変な相場環境だったと言えるでしょう。
そして
2017年も上がるのか下がるのか
正直読みづらい局面が続きそうです。
だからこそ
相場に合わせた臨機応変な対応と
やる、やらないのメリハリをつけることが
必要不可欠となりそうですね。
2016年の振り返りと今後の長期予想
年の切り替わりのタイミングですので
少し長期的な目線での予想を
立ててみようと思います。
日経平均株価:月足チャート
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
2016年はグダグダとしたまま
引き続き下落局面が続いて
本格的な下降トレンド入りするかなと
思っていたのですが
半年かけて下げた分を
半年かけて戻してきました。
2007年の後半からの暴落
2008年の前半の反発からの後半で暴落
このときと似たようなイメージを持っていて
2015年後半からの暴落
2016年前半で反発するも後半で暴落
9月に17,500円に届かなかったあたりで
そろそろ下落に入るかなと思ったのですが
アメリカ大統領選を機に一気に上昇が強まり
ちょうど年初と同じくらいまで上げてきました。
こうなってくると
現状は上昇の勢いの方が強いと
考えた方がいい局面に思えます。
大きな相場の流れで考えると
2020年東京オリンピックに向けて
もう一度大きな上昇がくるとして
今は第2段階の途中となります。
すでに
NYダウは20,000ドルを
超えようかという勢いです。
日本株も続いて上昇することも
可能性の一つとしてはあるでしょう。
上昇すると考えるのであれば
まず20,000円を超えられるのか
そして21,000円の前回高値が重要局面です。
私はバブルを知らない世代なので
日経平均株価30,000円とか
あまりイメージ出来ないのですが
可能性としてなくはないですね。
ただ
日本の経済成長は低下が指摘され
アメリカの勢いについていけるのか
疑問は残る部分ではあります。
逆に20,000円を超えていけなければ
今度こそ下落相場に入ることも
考えておく必要があるでしょう。
個人的な予想としては
30,000円までグングン上昇とは
行かないんじゃないかなと思います。
短期的には上昇についていき
いずれ力尽きて下がるのを待って
下落にトレンド転換を待ちたいですね。
1月2週目の日経平均株価の相場予想
来週1週間の短期的な動きも
予想していきましょう。
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
年末下げた分を年始に入ってすぐ
戻してきたわけではありますが
19,600円を上値に止まっています。
昨年から再三申し上げていますが
日経平均株価にとって
20,000円は重要局面で
それを前にして
売り圧力が出てきている感じです。
アメリカ大統領選で波乱はありましたが
昨年10月の初めからずっと上げてきてますので
利益確定をしたい動きも当然あるでしょう。
来週1週間の日経平均株価は
大きくどちらに動くこともなく
ボックス相場かなという感じがします。
このまま上に抜けてきた場合は
いよいよ20,000円を目指すと思いますが
ほぼほぼ一度は押されるはずです。
無理な買いエントリーだけは控えましょう。
とりあえず様子見がいいかなと思います。
1月2週目の日経平均株価の相場振り返り
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
1月2週目の日経平均株価の動きは
19,000~19,600円のボックス内で
下げてきました。
20,000円を超えていくにしろ
一旦は落ち着きたい様子です。
1月3週目の日経平均株価の相場予想
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
現在の日経平均株価は
19,000~19,600円のボックス圏
この間で推移していると考えています。
そこで、来週の動きとしては
ボックス圏下限の19,000円に近付くと
反発して上昇をする可能性が高いでしょう。
しかし
ボックス相場にはならずに
そのまま下落していく可能性も
同時に考えておく必要があります。
と言うのも
アメリカ大統領選を終えてからは
ほぼ一直線に上昇してきてますので
利益確定をしておきたい人も
かなり多い状態かと思います。
しかも
いよいよトランプ大統領就任と
問題発言も多い方ですので
下落の方向に振れるかもしれませんね。
今から買いを考えているのであれば
75日移動平均線くらいまで下げて
調整が弱まったあたりを狙うのが
ひとつ戦略としてはありでしょう。
しつこいようですが
日経平均株価は20,000円目前で
一旦は下げる危険性が大きいです。
無理な買いエントリーは控えてくださいね。
1月3週目の日経平均株価の相場振り返り
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
トランプ氏就任前最後の週
日経平均株価はと言うと
19,000円を挟んで
動きをうかがっている状態です。
19,000円を下限とするレンジ内で
動いてくるかなと思っていましたが
少し下げが強かったですね。
1月4週目の日経平均株価の相場予想
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
日経平均株価の動きとしては
一度揉み合いに入ると思っているのですが
直近の安値19,000円を割り込んで
短期的には下落トレンドに入ったとも
見れる状況となりました。
現在の株価ちょい上には
25日移動平均線が控えているので
上から押さえつけられる可能性があります。
前回高値の19,500円まで戻れずに
25日線で上値が重いようだと
一旦下げる感じが強くなるでしょう。
そうなってくると
75日移動平均線をめがけて
18,200~18,500円あたりまで
下げることが予想できます。
トランプさんの大統領就任で
為替をはじめ値動きがあると
言われていましたが
夜間の取引を見る限り
大きな動きにはなっていません。
就任早々によぽどの問題発言をしない限りは
まだ判断がつかない人が多いのでしょう。
素直にチャートの動きを追うのが賢明かと思います。
だた
来週の日経平均株価は
下げる方向で考えていますが
19,500円までの戻しはあるかもしれません。
とはいえ
今週の下げが思ってたよりも
強かったこともあり
19,500円付近の高値の価格帯を
一気に超えていくのは難しいでしょう。
上昇した場合も
ボックス相場の戻しの可能性が高く
買いエントリーは厳しいかと。
1月4週目の日経平均株価の相場振り返り
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
1月最終週の日経平均株価は
前回の高値近くまで戻してきました。
19,000円割れからの反発は
19,500円で一旦動きを止めた形です。
トランプ氏の就任の影響は
さほど感じられない動きとなりました。
2月1週目の日経平均株価の相場予想
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
1月は総じて日経平均株価は
ボックス相場に入ったのではと
申し上げてきました。
今週のはじめの下げが
18,600円の直近安値を
割り込んできていたとしたら
下落トレンド入りもありましたが
それよりも高い値で反転
上昇へと変わってきたことで
よりボックス相場入りした可能性が
高まってきたと思います。
しかし
下値ラインではキレイなW底となり
このまま上昇する可能性もあります。
そのため
来週の日経平均株価の動きは
19,600円の高値ラインを抜けるのか
それとも
19,600円で上値を抑えられて
再度下落に転じるのか
両にらみで考えておくと
戦いやすいかと思います。
もう少し中期的な目線で見ると
横ばってきた25日移動平均線を挟んで
上にあるのか下にあるのかを見ていると
その後の動きが見えてきそうです。
25日移動平均線で下げ止まり
下落が小さいようだと上抜け
25日移動平均線を割りこんで
超えれないようになってくると
下抜けする可能性が高いです。
もう一つ19,000円が
このボックス相場の軸となり
強気・弱気の判断をするには
使えそうですね。
そして
ボックス相場のレンジ幅は
18,700~19,600円
2月はボックス相場が継続し
抜けてきた方についていくと
上手くトレンドに乗れそうです。
個人的にはだんだんと弱って
下に抜けてくるかなと考えています。
1月18日現在 とうとう19000円を割りましたね^^;
「いつか落ちる」というバブル状態でしたが・・・
2017年 いきなりトレンドの転換期にさしかかってる印象です
「みんな元気ないなぁ」という印象です
でも正直に空売りから入ったら、逆に上がって爆死するパターンですかね(#^ω^)
Aさん
コメントありがとうございます。
>とうとう19000円を割りましたね^^;
20日終値では、また19000円に戻してはきましたが流れとしては下落に変わりそうな感じがしますね。
>「いつか落ちる」というバブル状態でしたが・・・
>正直に空売りから入ったら、逆に上がって爆死するパターンですかね(#^ω^)
「いつか落ちる」はずっと私も待ち続けていますが、上昇の勢いはまだ完全に途絶えてはいないと思っています。
75日移動平均線は強い上向きのままと、いきなり割りこんで下落するような暴落は起こりにくいはずですので、本気の空売りを入れるのはまだかなと。
>2017年 いきなりトレンドの転換期にさしかかってる印象です
仰るとおり転換期にさしかかってる所だなと私も思いました。
なので、まだ初動で変わるか変わらないかの場面にあり、どちらに転ぶかは現段階で判断するのは危険でしょう。
ご返答ありがとうございます!
とてもわかりやすい解説で身になりました。
どちらに転んでも対応できる柔軟さが大切なのですね^^
Aさん
いつもコメントありがとうございます。
>どちらに転んでも対応できる柔軟さが大切なのですね^^
そうですね。
勝ち続けていくためには流れには逆らわず、どちらに向かってもいいように両方向に対策を考えておくことが重要だと思います。
方向をある程度決め打ちして臨む場合もあるかと思いますが、その時はしっかりと出口まで決めておくようにするといいですね。
上なら上、下なら下と目線が固まったままいくと、せっかくの利益を取り損ねたり、ズルズルと塩漬けに引き込まれてしまいます。
利益確定、損切りラインは必須ですね。