2017年4月の日経平均株価の相場振り返りと今後の予想

4月1週目が終了しました。
日経平均株価の相場振り返りと
今後の予想をしていきます。
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
先週から引き続き7日連続で陰線
1月半ばにつけた年初来安値も更新
弱い状況が続いています。
月初めですので
日経平均株価の週足・月足チャートから
中長期的な流れを確認しておきましょう。
日経平均株価:週足チャート
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
昨年末から続いていたボックス圏を
少しだけ下に抜けてきた感じにも
見える状況です。
レンジ下値付近で止まらなければ
このまましばらく下げることも
警戒しなくてはならないでしょう。
日経平均株価:月足チャート
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
前回高値の20,000円、21,000円を
超えていく勢いは感じられません。
先月、先々月と上ヒゲが続いており
上値は重い印象でしょう。
今月がはっきりとした陰線になると
中長期的に下落となりそうです。
4月2週目の日経平均株価の相場予想
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
来週の日経平均株価の動きは
レンジ下限での反発、下落の継続
上昇、下落どちらも可能性があります。
陰線が続いてはいますが
18,500円を割り込まずに長めの下ヒゲ
引値ではレンジ下限にギリギリ収まり
来週一旦の反発はありえます。
ただし
上昇したとしてもV字とはいかず
19,000円や上から落ちてくる
25日、75日移動平均線で
止まる可能性が高いです。
また
年初来安値を更新し
ボックス圏もわずかながら
ブレイクしたとも見れますので
このままズルズルと下がることも
十分に考えられる状況でしょう。
陽線が出るまでは特に
そろそろ止まるだろうという
安易な買いエントリーは
危険ですので控えてください。
中短期的目線としては
レンジ抜け後の反発からの下げを
空売りで仕掛けるのが狙いやすそうです。
積極的なエントリーは
まだ待った方が無難かと思います。
4月2週目日経平均株価の相場振り返り
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
週前半こそ多少の反発を見せるも
日経平均株価の下落は止まらず
ボックス圏を下抜けしてきました。
75日移動平均線を25日移動平均線が
デッドクロスしてきたこともあり
中期的に下落傾向に入ったと
認識した方がよさそうです。
4月3週目の日経平均株価の相場予想
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
昨年から上昇を続けていた
長期の75日移動平均線も下を向き
上昇の勢いは完全に止まった状態です。
しばらくは下げが続きやすい相場でしょう。
上から降りてくる25日・75日移動平均線に
株価は押さえつけられるようにして
下落トレンドを作る可能性が高く
追加の空売りをしかけるポイントとして
注目しておくといいかと思います。
下げ止まりの目標としては
18,000円付近が考えられます。
そのため
来週あたり陽線が出始めると
一旦の反発もありえそうです。
ただし
このままズルズルと下げる場合は
前回のボックス高値圏となる
17,500円が目安となりそうです。
買いで逆張りを狙おうと考えてる方は
その近辺での値動きの変化を見て
慎重にエントリーしていきましょう。
これだけ下げたんだから
そろそろ止まるだろうでは
損切りが出来ずに塩漬けに
なってしまう危険性が高いので
十分に気をつけてください。
4月3週目日経平均株価の相場振り返り
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
4月3週目の日経平均株価は
トランプ相場後の上昇で一度止まった
18,200円付近で反発となりました。
一旦の下げ止まりは見えましたが
25日、75日移動平均線は完全に下向き
中長期的に下げと見た方がいいでしょう。
5日移動平均線は上げてきましたが
一時的な動きとなる可能性が高いです。
4月4週目の日経平均株価の相場予想
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
日経平均株価の動きは
ボックス相場下抜け後の下落から
とりあえずの下げ止まりからの
反発となってはいますが
ここから急上昇を望むことは
難しい状況でしょう。
反発したからと言って
過度な期待は禁物です。
来週以降の予想としては
目線として下落が濃厚で
レンジ底値付近が上値抵抗線として
機能することが考えられます。
ローソク足がぶつかって下げるか
触りもせずに下げる可能性もあります。
もし超えてきたという場合も
上から75日移動平均線が降りてくるので
そこで上値を抑えられる可能性は高いです。
今からエントリーを考えるのであれば
少し上昇したところを押し目的に空売り
下落を取りに行く方がやりやすいでしょう。
4月4週目日経平均株価の相場振り返り
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
4月4週目の日経平均株価の動きは
19,000円を超えて一段上昇してきました。
上から抵抗線として機能しそうだった
25日、75日移動平均線、レンジ底値を
もろともせず超えていきました。
下降トレンド入りが濃厚でしたが
再度、目線の変更が必要な状況でしょう。
5月1週目の日経平均株価の相場予想
[出典:松井証券ネットストック・ハイスピード]
25日、75日移動平均線で
上値を抑えられるように
下落となってくれたら
ほぼ下落トレンド入り確定でしたが
予想に反してV字上昇してきました。
ただし
3日間株価はほとんど動かず
一旦の上げ止まりにも見えます。
しかし
上昇、下落のどちらにも行きそうな
難しい局面にまた戻ってしまいました。
そして
来週はゴールデンウィークですので
営業日は1日、2日のみとなります。
連休中の取引出来ない間に
反対方向に動いてしまうと
かなりの痛手となります。
どちらに動いてもおかしくない状況で
判断がつかない場面ですので
大きくポジションを持っている方は
一度整理しておくのもいいでしょう。
下落よりに目線を移していましたが
またよく分からない状態となりました。
しばらく様子見したいと思います。
とても難しい相場ですね
4月最終週に急上昇してからほとんど目立った落ちはみせませんでした
GW前にもうちょい落ちるかと思ってたんですが
ここから上がるのか下がるのかは今のトコわかりません
大手の専門家も「様子見しましょう」といってます
GW明けて外国からの5月の資金流入が今年はすごいらしいので
そこで上げ下げのすべてが判明するかなと思ってます
今年はsell in mayとは限らない印象です
Aさん
コメントありがとうございます。
とても難しい相場になりましたね。。
下落トレンド入りしたかと思ったのですが、再度急上昇してきました。
そのため、どちらに動くか判断が難しくなりましたので、私も「様子見」に賛成です。
「sell in may」のお話がございますが、2000年~2015年の期間で見ると、5月の日経平均株価は上昇8回、下落8回と半々とのことです。
格言にまでなっているくらいですので、過去にそういった傾向があったのかもしれませんが、仰るとおりそうなるとは限らないわけです。
格言に振り回されることなくチャートの動きを見て、その都度判断していくことの方が重要かと思います。